やまだ動物病院
〒113-0022
文京区千駄木3-31-9-104
03-3824-3903
千駄木駅 徒歩2分
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【原因】
・犬の心臓病のうち約80%以上がこの病気です。
・多くは老化により発症しますが、早い場合には5〜6歳で症状が現れることも
あります。
・マルチーズやヨークシャテリアなどの小型犬に多くみられます。
・遺伝的な要因も発症に関係しています。
【症状】
・僧帽弁といわれる心臓の中にある弁の異常により血液の逆流がおこります。
・初期には散歩で疲れやすくなったり、よく咳が出るなどの症状が出てきます。
・悪化すると重度の呼吸困難や失神を起こすこともあります。
・急激な症状の悪化は、肺の中に水が貯まる「急性肺水腫」によることが多く、
死に至る可能性があります。
【診断】
・心臓の雑音や、肺の異常な呼吸音の有無を確認します。
・レントゲン検査とエコー検査により確定診断を行います。
・心電図検査により不整脈の有無を確認します。
・血液検査は全身の状態を確認するために行います。
【治療】
・基本的には治る病気ではありません。生涯にわたってお薬を飲む必要があります。
・治療の目的としては、病気の進行の予防、症状の緩和による生活の質の改善など
となります。
・血管拡張剤や利尿剤、強心剤など症状に合わせて使用していきます。
・急激に状態が悪化した場合には入院治療が必要となります。
【予防】
・食事内容に気を遣う必要があります。
・症状の悪化に伴い運動の制限が必要となります。
・定期的な健診により早期に発見し、治療を開始することが大切です。
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